デルタ航空提携クレジットカード比較表
当サイトはデルタアメックスゴールドカードを一押しカードして推奨しているわけですが、デルタ航空のマイレージ「スカイマイル」との提携カードは他にもございます。
日本国内で入手できるものとしては、他に、株式会社ジェーシービー(JCBブランド)、シティカードジャパン株式会社(VISAブランド/ダイナースクラブブランド)との提携カードがあります。
株式会社ジェーシービー、シティカードジャパン株式会社との提携カードには、私がデルタアメックスゴールドを選ぶ決め手となった「上級会員資格」を得られるサービスは付帯していませんが、アメリカン・エキスプレス提携カードにはないサービスを備えていることもまた事実です。
どの券面にも一長一短があり、必ずしもデルタアメックスゴールドが最上というわけではありません。以下で公正を期して比較を行なってみます。
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド日本支社 | シティカードジャパン株式会社 | 株式会社ジェーシービー | ||||||
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ブランド | AMEX | ダイナースクラブ | VISA | JCB | |||||
種類 | ゴールド | クラシック | - | プラチナ | ゴールド | ゴールド | 一般 | テイクオフ | |
券面画像 【各キャンペーンページにリンクしています】 |
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年会費(税抜) | 26,000円 | 12,000円 | 28,000円 | 40,000円 | 18,000円 | 18,000円 | 10,000円 | 1,500円 | |
審査基準 | 所定の審査 | 年齢27歳以上の方 | 所定の審査 | 25歳以上年収400万円以上 | 20歳以上で、申込者本人に安定継続収入のある方。学生は不可。 | 原則として18歳以上で、本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上で学生の方。 | |||
上級会員資格 | ゴールドメダリオン | シルバーメダリオン | - | - | |||||
⇒メダリオン特典の詳細へ | |||||||||
入会ボーナスマイル | 8,000マイル | 5,000マイル | 10,000マイル | 10,000マイル | 6,000マイル | 3,000マイル | 2,000マイル | 500マイル | |
更新ボーナスマイル | 3,000マイル | 2,000マイル | - | 5,000マイル | 3,000マイル | 2,000マイル | - | ||
利用可能枠 | 個別設定 | 一律の制限なし | 個別設定 | 80万円~125万円 | 個別設定 | ||||
還元率 | 一般加盟店 | 1.0% | 1.0% | 1.5% | 1.3% | 1.5% | 1.3% | 1.0% | |
海外加盟店 | 1.25% | ||||||||
対象のデルタ航空航空券 | 3.0% | 2.0% | 3.0% | 2.6% | 2.0% | ||||
ポイント | Suica | ◯ | △ | ◯ | △ | ||||
SMART ICOCA | ◯ | × | △ | △ | |||||
楽天Edy | △ | △ | △ | △ | |||||
nanaco | × | × | △ | ||||||
WAON | × | × | × | ||||||
iD | × | × | × | ||||||
QUICPay | ◯ | × | ◯ | ||||||
旅行傷害保険 | 海外 | 最高1億円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高7,000万円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 | 最高2,000万円 | |
国内 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高7,000万円 | 最高5,000万円 | - | ||||
買物保険 | 年間最高500万円 | 年間500万円 | 最高300万円 | 最高100万円 ※海外利用時のみ |
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初回搭乗ボーナスマイル | ビジネスエリート・ファーストクラス25,000マイル/エコノミークラス10,000マイル | ワールド・ビジネスクラス5,000マイル/エコノミークラス2,000マイル | |||||||
空港ラウンジ | 国内28、海外2空港 | クラブラウンジ | 国内28、海外2空港 | 国内28、海外1空港 | なし | ||||
デルタスカイクラブ | - | 年間3回 | 年間6回 | 年間3回 | - |
※比較表内の電子マネーSuica、SMART ICOCA、Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPayの項目での記号は、◯=ポイント付与対象、△=利用可能ではあるがポイント付与対象外、×=利用不可を意味する。
上級会員資格が付帯するデルタアメックスカード
アメリカン・エキスプレス提携カードのメリットは、何を措いてもゴールドメダリオン・シルバーメダリオン資格を自動的に取得できるという点でしょう。時間もお金も費やさないと獲得できない上級会員資格が、文字通り「金銭(=年会費)」で買えてしまいます。
上級会員資格付帯のメリットは大きく、例えば、下の比較表を見ると、利用できる空港ラウンジ数において、デルタアメックスゴールドカードはデルタ スカイマイル ダイナースクラブカードに劣後しているように見えますが、実際はスカイチームラウンジを利用することができますので、利用可能ラウンジ数はほぼダイナースクラブ提携のクラブラウンジのそれとほぼ同数になります。
一般加盟店でのスカイマイル還元率は1.0%ですので、この点はシティカードジャパン発行の3つの提携カード、及び、ジェーシービー発行のゴールドカード、一般カードに劣っていますが、海外加盟店での利用時に獲得マイル数が1.25倍になること、delta.comやデルタ航空予約センター(電話)、国内空港のデルタ航空チェックインカウンターでデルタ航空航空券を購入する場合、及び、デルタ航空パッケージツアー「デルタバケーション」をR&Cツアーズのウェブサイトおよびインフォメーションデスクで購入する場合は獲得マイル数が2倍・3倍になることを考えるとトータル還元率では引けを取ることはないでしょう。しかし、それは飽くまでもデルタ航空への搭乗を前提としてです。端(はな)からショッピングマイル(=陸マイル)重視で、デルタ航空へは特典航空券での搭乗のみをお考えの方は、一般加盟店でのスカイマイル還元率が高い他の提携カードの方がおすすめです。
ゴールドメダリオン会員・シルバーメダリオン会員は、好評を博し、延長が続いている「ニッポン500マイルキャンペーン」を最大40フライト分(最大20,000マイル分)まで獲得できるという点も地味に有利に働くでしょう。スカイマイル一般会員は最大10フライト分(最大5,000マイル分)しか加算できません。
※ニッポン500マイルキャンペーン
2014年3月31日までに、日本国内線の搭乗券(半券)をデルタ航空予約センター宛にFAXすると、500マイル獲得できる。ANA、JALはもとより、LCCのスカイマーク、Peach、エアアジア、ジェットスター航空の国内線搭乗券、及び、特典航空券も対象となる。
デルタ航空提携シティカード
デルタ航空提携のシティカードはゴールドとプラチナの2種類。いずれも審査基準の高いステータスカードです。信用力の低い個人事業主や職歴の浅いサラリーマンには難関かもしれません。
Visaの一般加盟店でデルタ航空提携シティカードを利用してショッピングした時のスカイマイル還元率は、プラチナが1.5%、ゴールドが1.3%です。他のカードと比較して高い点が特徴です。また、電子マネーのモバイルSuicaチャージもマイル積算対象な点も嬉しいでしょう。SuicaはPASMOやICOCAなど他の交通系電子マネーとも相互利用が可能ですし、日本で一番普及度が高い電子マネーですから。
また、デルタ スカイマイル シティ ゴールドVISAカードには年間3回(または年間3名)まで、デルタ スカイマイル シティ プラチナVISAカードには年間6回(または年間6名)まで「デルタ スカイクラブ」ラウンジを利用できる特典も付いています。
ワールドワイドに使えるVisa提携カードという強みを持ち、ビザ・ワールドワイド社が自社のゴールドカード以上の会員に提供している「国際線手荷物宅配サービス割引」「海外モバイルWi-Fiルーターレンタル優待」、「プライオリティ・パス初年度年会費優待」、会員制ライフサポートサービス「プレステージ・ゴールド」入会金無料といった特典も受けられます。
レストラン優待サービス「ダイニング ディスカウント」が利用できる点もグルメな方には嬉しいでしょう。
年会費はデルタ スカイマイル シティ ゴールドVISAカードが18,000円(税抜)、デルタ スカイマイル シティ プラチナVISAカードが40,000円(税抜)と高めの設定ですが、新規入会後3ヶ月間に20万円以上利用すると初年度年会費が半額返金されます。
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード
申込者に高い属性を希望するデルタ スカイマイル ダイナースクラブカードは、デルタ スカイマイル提携カード中最も審査基準の高いカードといえるでしょう。スカイマイル還元率も1.5%(100円=1.5マイル)と高く、利用可能な空港ラウンジ数も国内27、海外約400と他のカードを圧倒しています。さらに、「デルタ スカイクラブ」ラウンジも年間3回または3名まで利用できます。ただし、EdyとモバイルSuicaチャージは可能ですが、どちらもマイル積算対象外ですので、電子マネーとの連携が弱い点は弱点と言えます。
エグゼクティブ ダイニング、おもてなしプラン、料亭プラン、サインレス・スタイル、ナイト イン 銀座、一休.comレストラン、アラン・デュカスからの招待など多彩なグルメサービスは他に比肩しうるものがありません。
また、コナミスポーツクラブ優待、アカデミーヒルズライブラリー優待、名門ゴルフ場優待予約などレジャー分野での上質なサービスも備えています。
まさに「T&E」に関するVIPサービスを重視する方におすすめのクレジットカードです。
年会費が安いデルタ スカイマイルJCBカード
デルタ航空提携JCBカードは、他のカードと比較した場合、還元率の点からも、付帯サービスの点からも見劣りしていましたが、2013年2月にサービスリニューアルされ、還元率については最高クラスとなりました。
さらに、同年夏からは、ゴールド、クラシック、テイクオフの券種問わず、デルタ航空ホームページ(delta.com)、デルタ航空予約センター(電話)、日本国内空港のデルタ航空チェックインカウンターでの航空券の購入でショッピングマイルが2倍になる特典も追加されました。
低年会費ながら、他のデルタ スカイマイル提携カード比肩しうるサービスを持ったクレジットカードに生まれ変わったと言えます。
おサイフケータイ対応の携帯電話・スマートフォンをお持ちであれば、便利なポストペイ型の電子マネーQUICPayを使える点、日本人観光客が多く訪れる海外主要都市に設置してあるJCBプラザ、JCBプラザラウンジを利用できる点もメリットと言えます。