デルタ航空 スカイマイル特典航空券の燃油サーチャージ
デルタ航空のスカイマイルを利用して、デルタ航空、デルタ・コネクション、スカイチーム加盟航空会社、スカイマイル提携航空会社が運航する国際線の特典航空券に交換する際に、燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)がかかるのかどうか、かかるとしたらいくら掛かるのか、について紹介したいと思います。
まず、自社便(デルタ航空、デルタ・コネクション)の特典航空券では、燃油サーチャージが無料となります。
このことがどれくらいお得なのかを示す事例を紹介しましょう。
デルタ航空運航の成田-ホノルルのエコノミークラスの特典航空券(往復)(※)では、税金及び手数料としてわずか5,010円しかかかりません。燃油サーチャージが無料だからです。必要マイル数は55,000マイルです。
※2015年2月23日(月)のDL578便、2015年2月27日(金)のDL579便を利用する場合。
一方、同日の同区間をJALマイル使用のJAL運航便の特典航空券(JL784/JL783)、ANAマイル使用のANA運航便の特典航空券(NH182/NH185)で利用する場合、JAL、ANAともに40,000マイル必要で、付帯料金(燃油サーチャージ、航空保険料など)として合計41,230円かかります。
以下の内訳表を身ていただければわかりますが、付帯料金41,230円の大半を占めるのは燃油サーチャージです。
対象 | 日本 | アメリカ合衆国 | その他 | |||||
旅客サービス施設使用料 | 旅客保安サービス料 | 税関審査料 | 入国審査料 | 動植物検疫使用料 | 国際通行税/国内通行税 | 保安サービス料 | 航空保険料及び燃油サーチャージ | |
大人1名 | 2,090円 | 520円 | 570円 | 730円 | 520円 | 3,620円 | 580円 | 32,600円 |
以下の比較表をご覧ください。
デルタ航空運航の成田-ホノルルのエコノミークラスの特典航空券(往復)では、JAL/ANA運航のそれよりも必要マイル数は多くなりますが、付帯料金は大幅に安くなるのです。トータルコスト的にはJAL/ANA運航の特典航空券よりもお得と考えていいでしょう。
マイレージ・プログラム | スカイマイル | JALマイレージバンク | ANAマイレージクラブ |
---|---|---|---|
運航会社 | デルタ航空 | JAL | ANA |
必要マイル数 | 55,000マイル | 40,000マイル | 40,000マイル |
付帯料金 | 5,010円 | 41,230円 | 41,230円 |
次に、スカイチーム加盟航空会社、スカイマイル提携航空会社が運航する便の特典航空券ですが、ガルーダ・インドネシア航空、及び、KLMオランダ航空(日本発着のみ)、エール・フランス航空(日本発着のみ)で燃油サーチャージが完全無料となっております。
また、大韓航空、ベトナム航空では、燃油サーチャージは完全無料となりませんが、大変低額な料金に抑えられています。
例えば、韓国のソウル行きの特典航空券は、ANAマイル利用のANA/アシアナ航空運航便や、JALマイル利用のJAL運航便よりも、スカイマイル利用の大韓航空運航便の方が燃油サーチャージは割安になります。