スカイトラベラーカードでデルタ航空スカイマイルを貯める
アメックスのプロパーカードライン「スカイトラベラーカード」、「スカイトラベラープレミアカード」を使って、デルタ航空のスカイマイルを貯めるという選択肢もあります。
以下でそのメリット、デメリットを、デルタアメックスゴールドと比較しながら紹介していきましょう。
航空券購入時の還元率が高いスカイトラベラーカード
スカイ・トラベラー・3倍ボーナス/スカイ・トラベラー・5倍ボーナス
スカイトラベラーカード、スカイトラベラープレミアカードは、以下に掲げる対象航空会社(28社)の航空券をその航空会社のWebサイトや空港カウンターから、円建て(*)で直接カードで購入した場合、及び、対象旅行代理店2社(日本旅行、アップルワールド)の指定旅行商品を、対象旅行代理店のWebサイトや指定店舗から、円建て(*)で直接カードで購入した場合に、メンバーシップ・リワードポイントの付与率が優遇される点に特徴があります。
(*)表示価格が日本円で、且つ、日本円で決済される場合を指します。米ドルやユーロなど日本円以外の通貨で決済され、日本円に換算された場合は対象外です。
対象航空会社28社とは以下になります。
スターアライアンス | ANA(NH)、エバー航空(BR)、ルフトハンザドイツ航空(LH)、スイスインターナショナルエアラインズ(LX)、オーストリア航空(OS)、アシアナ航空(OZ)、スカンジナビア航空(SK)、シンガポール航空(SQ) |
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ワンワールド | JAL(JL)、フィンエアー(AY)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、キャセイパシフィック航空(CX)、カンタス航空(QF) |
スカイチーム | デルタ航空(DL)、エールフランス航空(AF)、アリタリア-イタリア航空(AZ)、チャイナエアライン(CI)、ガルーダ・インドネシア航空(GA)、大韓航空(KE)、KLMオランダ航空(KL)、エアタヒチ(TN) |
バリューアライアンス | バニラエア(JW) |
未加盟 | エミレーツ航空(EK)、エティハド航空(EY)、フィリピン航空(PR)、エアタヒチヌイ(TN)、ヴァージン・アトランティック航空(VS)、スターフライヤー(7G) |
では、対象航空会社28社の航空券を購入したときに、どれくらいポイント付与率が優遇されるのか?
スカイトラベラープレミアカードでは、「スカイ・トラベラー・5倍ボーナス」として、通常の5倍の100円=5ポイントとなります。対象航空会社28社全ての航空券の円建ての直接発券と日本旅行、アップルワールドの指定旅行商品の直接購入が対象となります。
但し、年間獲得ポイント数が通常ポイントと合計して100,000ポイントに到達すると、以降は対象航空会社28社の航空券の円建ての直接購入であっても、通常通りのポイント付与率(100円=1ポイント)となります。
一方、年会費が安いスカイトラベラーカードでは、「スカイ・トラベラー・3倍ボーナス」で、通常の3倍の100円=3ポイントになります。こちらも対象航空会社28社全ての航空券の円建ての直接発券と日本旅行、アップルワールドの指定旅行商品の直接購入が対象となります。(*)
(*)2013年7月28日までは、「航空券購入代金のポイントが3倍」の対象航空会社は、事前に指定した航空会社1社のみで、その指定は1年に1度しか変更することができないという制約条件がありましたが同日を境に改善されました。
こちらも、通常ポイントと合計して年間獲得ポイント数が60,000ポイントに到達すると、以降の利用分については通常通りのポイント付与率(100円=1ポイント)となります。
ポイントのマイル移行とポイント・フリーダム
両スカイトラベラーカードで貯めたポイント(正式名称:アメリカン・エキスプレス メンバーシップ・リワードポイント)は、以下に掲げる提携航空会社15社のマイルに、「1,000ポイント=1,000マイル」でポイント移行できます。
もしくは、国内線航空券、国際線航空券、鉄道乗車券、パッケージ・ツアー代金、国内ホテル・海外ホテルの宿泊料金などの旅行関連の費用をスカイトラベラーカードで購入後、オンライン・サービスから、保有ポイントを1ポイント=1円として利用代金に充当することができます(「ポイント・フリーダム」)。
提携航空会社15社とは以下になります。
スターアライアンス | ANA(NH)、スカンジナビア航空(SK)、シンガポール航空(SQ)、タイ国際航空(TG) |
---|---|
ワンワールド | JAL(JL)、フィンエアー(AY)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、キャセイパシフィック航空(CX) |
スカイチーム | デルタ航空(DL)、エールフランス(AF)・KLM(KL)、アリタリア-イタリア航空(AZ)、チャイナエアライン(CI)、中国南方航空(CZ) |
未加盟 | エミレーツ航空(EK)、エティハド航空(EY)、カタール航空(QR)、ヴァージン・アトランティック航空(VS) |
ANAマイルへの移行は、「メンバーシップ・リワード ANAコース」への参加費5,250円(税込/年間)が別途必要となり、年間(1月~12月)80,000マイルまでの上限があります。JALマイルへの移行(*)は、「JAL/AMEXショッピング・マイル・プラン」への参加費9,000円(税込/年間)が別途必要となり、年間(1月~12月)150,000マイルまでの上限があります。
(*)アメックスのポイントのJALマイルへの移行は、2014年2月以降利用することができません。スカイトラベラーカードを利用して、JALマイルを貯めることができなくなります。代替カードしては、JAL アメリカン・エキスプレス・カードのCLUB-Aゴールドカード、プラチナが最適です。
スカイトラベラーカードは対象航空会社28社の航空券の購入代金については「マイル還元率3.0%」に、スカイトラベラープレミアカードは対象航空会社28社の航空券の購入代金について「マイル還元率5.0%」になるんですね!
ここで、デルタアメックスゴールドとの比較です。
デルタアメックスゴールドの場合、デルタ航空のWebサイト(delta.com)、デルタ航空予約センターでのデルタ航空の航空券の購入代金については[100円=3マイル」貯まりますが、それ以外の用途に利用した場合は「100円=1マイル」です。※海外利用分については「100円=1.25マイル」。
デルタアメックスゴールドと比較した場合の、スカイトラベラーカード、スカイトラベラープレミアカードのメリットは、対象となる航空会社の航空券の購入代金に対してのマイル還元率の高さにあります。
スカイトラベラーカード |
スカイトラベラープレミアカード |
デルタアメックスゴールド |
||
年会費(税抜) | 10000円 | 35,000円 | 26,000円 | |
マイル還元率 | デルタ航空 | 3.0% | 5.0% | 3.0% |
ANA、スターフライヤー、チャイナエアライン、大韓航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空、エティハド航空、エミレーツ航空、ルフトハンザドイツ航空、KLMオランダ航空、スイスインターナショナルエアラインズ、オーストリア航空、ヴァージン・アトランティック航空、アリタリア-イタリア航空、フィンエアー、スカンジナビア航空、カンタス航空 | 1.0% | |||
国内一般加盟店 | 1.0% | 1.0% | 1.0% | |
海外一般加盟店 | 1.0% | 1.0% | 1.25% |
ゴールドメダリオン資格が得られるデルタアメックスゴールド
特定の航空会社の航空券購入時の還元率では、確かにデルタアメックスゴールドはスカイトラベラーカード、スカイトラベラープレミアカードに劣ります。
しかし、当サイトにて詳しく解説しているように、デルタアメックスゴールド会員になると、無条件で上級会員資格「ゴールドメダリオン」が付与されます。
優先チェックインや優先搭乗(スカイプライオリティ)などの空港での特典、MQMボーナスマイルやメダリオンボーナスマイルなどのマイル特典もあり、「ゴールドメダリオン」資格獲得と同時にスカイチームの「エリートプラス」資格も得られ、スカイチームラウンジにアクセスできる特典、(ゴールドメダリオンカードの提示で)他の航空会社・ホテルの上級会員資格へのステータスマッチへの途が開けるなどの特典を考慮すると、その価値は数万円にも上るでしょう。
還元率で劣るからといって、直ちにデルタアメックスゴールドはスカイトラベラーカード、スカイトラベラープレミアカードよりも劣るとは言い切れません。
付帯保険ではデルタアメックスゴールド優位
また、海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング・プロテクションなどの付帯保険の補償金額では、デルタアメックスゴールドに優位性があります。
デルタアメックスゴールドの海外旅行傷害保険は、自動付帯分だけでもスカイトラベラープレミアカードの補償金額を凌駕します。
但し、スカイトラベラーカード、スカイトラベラープレミアカードには、海外旅行航空便遅延費用補償が付帯するというメリットもあります。
スカイトラベラーカード |
スカイトラベラープレミアカード |
デルタアメックスゴールド |
|||
年会費(税抜) | 10,000円 | 35,000円 | 26,000円 | ||
付帯条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 | |
補償期間 | 最長90日間 | ||||
海外旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 3,000万円 | 5,000万円 | 1億円 | 5,000万円 |
傷害死亡・後遺障害 | 100万円 | 300万円 | 200万円 | ||
疾病治療費用 | 100万円 | 300万円 | 200万円 | ||
賠償責任 | 3,000万円 | 4,000万円 | |||
携行品損害 | 1旅行中最高30万円(年間限度額100万円) ※自己負担額3,000円 |
1旅行中最高50万円(年間限度額100万円) ※自己負担額3,000円 |
|||
救援者費用 | 保険期間中200万円 | 保険期間中400万円 | 保険期間中300万円 | ||
海外航空便遅延費用補償 | 乗継遅延費用 | 2万円 | - | ||
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 2万円 | - | |||
受託手荷物遅延 | 2万円 | - | |||
受託手荷物紛失 | 4万円 | - | |||
国内旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | - |
ショッピング・プロテクション | 年間最高200万円 | 年間最高500万円 | 年間最高500万円 |
スカイトラベラーカードもデルタアメックスも「紹介キャンペーン」で入会した方がお得?
スカイマイルを、
- スカイトラベラーカードで貯めるか?
- デルタアメックスゴールドで貯めるか?
結論は出ましたか?
スカイトラベラーカードに入会する場合、「公式サイト」から入会するより「紹介キャンペーン」で入会した方が明らかに入会ボーナスマイルが多いです。
スカイトラベラーカードに「公式サイト」から入会した場合のボーナスポイントは「3,000ポイント」です。一方、「紹介キャンペーン」から入会した場合のボーナスポイントは「8,000ポイント」です。
スカイトラベラーカードに「公式サイト」から入会した場合のボーナスポイントは「5,000ポイント」です。一方、「紹介キャンペーン」から入会した場合のボーナスポイントは「15,000ポイント」です。
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デルタアメックス、デルタアメックスゴールドについては、「公式サイト」「紹介キャンペーン」どちらから入会した方がお得でしょうか?
それは、「入会後3ヶ月間のカード利用金額」によって決まります。以下の詳しい検証記事をご覧ください。